2016年3月11日金曜日

③ その1教会と修道院

訪問済世界遺産
③ブルゴーニュの地域圏(2015) その1教会と修道院
  修道院とワインは古くから深いつながりがあります。少しでもワインの勉強をした人ならベネディクト派としてドイツのヨハニスベルクやシャンパーニュのドン・ペリニヨンが浮かびます。元々このベネディクト派はイタリアのローマの南モンテカッシーノの529年にできたのが始まりです。
 その後ブルゴーニュのマコンの西の山中にできたのがクリュニー修道院(910 年)です。クリュニー派と言われます。ワインファンでもよほど時間んと好奇心がなければ、ここまでは足を延ばせません。ここはローマのサン・ピエトロ教会ができるまでは修道士1万人を抱えた世界最大の規模を誇りました。施設は殆どが1791年のフランス革命期に破壊され、今では南袖廊と62mの鐘楼が残るだけです。この二つは黒の僧衣です。
 その後ブルゴーニュのフォントネーにできたのがシトー派(1118年)です。白の僧衣です。よく知られているのがクロ・ヴージョで修道院に寄贈されたぶどう畑を管理し、ワインを作る修道士の館として残るシャトーは今ではシュヴァリエ・ド・タートヴァンと称するブルゴーニュワインの販売・宣伝に貢献した人々を表彰する団体はあまりにも有名です。建築に興味のある方ならこれらのロマネスク様式とのちに出てくるゴシック様式に注視するとよいでしょう。



  

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