2016年8月17日水曜日

ランスのノートルダム大聖堂、サンレミ旧大修道院と宮殿 ⑦

訪問世界遺産


ランス40年行き来る故郷のような身近
街のほぼ中央にどんと構えているのがノートルダム大聖堂(カテドラル)である。
その創建は401年と古いが、その後1211年から約100年をかけて再建された
ゴシック建築の代表的なものである。
 歴史的には496年にフランク王国初代の王クロヴィスが政治的とはいえ
ローマ・カトリックに改宗し洗礼を授け、その後816年のルイ1世から1825年の
シャルル10世までフランス歴代の王の戴冠式をしたことで知られる。
特に1429年ジャンヌ・ダルクによるシャルル7世のものが有名である。戴冠式は
塗油式とも言われ「神の超人的な力を国王に与える」とされる。
 建物には2300体以上の諸王の彫像がたっているが、入口左の「微笑みの
天使」(写真)や内部のステンドグラスは見逃すことができない。最奥の3枚は
改装されてマルク・シャガールによるシャンパンの製法が描かれている。
 建物右に隣接する「トー宮殿」は元大司教の公邸でカテドラルの宝物殿と
して見学できる。
  さらに南に少し行ったところにサン・レミ聖堂と元修道院がある。ここには
クロヴィスに洗礼を授けた司教サン・レミの遺体が安置されており、これから
Reimsの街の由来ともいわれる。修道院は博物館となっている。
フランスもカトリックもこのランスから始まった感がとれる。


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